【作品概要】 Composition with Blue and Red (1932) ピエト・モンドリアンが創り上げた新造形主義(ネオ・プラスティシズム)の典型的な作品の一つです。この作品では、白い背景の上に黒い直線が交差し、青と赤の矩形(四角形)が配置されています。 モンドリアンは、芸術の普遍的な調和を追求し、自然の形態を排除して直線と三原色(赤・青・黄)、および無彩色(白・黒・グレー)のみを使用しました。この作品においても、彼の特徴的な構成が見られ、厳格な幾何学的バランスの中に動的なリズムが生まれています。青の矩形は画面の左上、赤の矩形は右下に配置され、視覚的な安定感と緊張感を生み出しています。 また、モンドリアンの作品は「デ・ステイル」運動に大きな影響を与え、後のモダンデザインや建築にも影響を及ぼしました。本作もまた、彼の理念である純粋な形と色の調和を表現する試みの一例といえるでしょう。